プリズン・ドッグ~僕に生きる力をくれた犬~

naos

2016年02月02日 13:32

昨年末、父が録画してくれていた「プリズン・ドッグ~僕に生きる力をくれた犬~」
という番組を観ました。

プリズン・ドッグとは、アメリカオレゴン州のマクラーレン青少年刑務所で、犯罪者たちの更生教育に、
大きな成果をあげているドッグプログラムだそうです。

人から捨てられたり虐待を受けた犬を、受刑者の若者が、2,3ヶ月の期間をかけて訓練し、育て、
新しい飼い主のもとに送り出す…というもの。

みんなそれぞれ「今の自分を変えたい」という想いで、このプログラムに参加を希望するのですが、
なかなか心を開いてくれない犬たちとの日々に悪戦苦闘します。

でも日に日に、若者と犬の心が通じ合い、、、表情がどんどん変わっていく様が、
画面からあふれていました。

人から見放された犬と社会からはみだしてしまった若者たち。
心に傷をもつもの同士が、触れ合い、信じ合う中で、愛情・命の尊さ・絆・・・
共に生きる力を育んでいくのです。

このプログラムを受けて、出所していった若者たちの再犯率はほとんどない
と番組は伝えていました。


・・・・・・とにかく目頭があつくなりっぱなしです

犯罪を繰り返してしまう若者のほとんどは、家庭に居場所がなく、愛情に飢えています。
そんな環境でキズを負い、自信を失い、弱くなり、暴力的になり、我慢ができなくなり・・・
心を閉ざしています。虐待をされた犬たちも、同じなんですね。

若者たちが、そんな犬と向き合い、自らの弱さと向き合い、自らを変えたいという強い想いに、
心から感動します。
「愛の力」がなによりの「生きる力」だということを、改めて教えられます。



私も「自分を変えたい」という想いで、音楽療法を学んでいます。

生きていると、いろんなことがありますが、
いつも大きな愛をもって生きていきたい・・・と若者たちに励まされました。




関連記事