ようやく春らしいお天気になりましたね
私は先週の寒~い週末に上京し、音楽療法の実習に行って参りました。
東京では、特養(特別養護老人ホーム)で、重度の認知症の方を対象に
音楽療法の実習をさせていただいております。
はじめて打楽器を使って、セッションを行わせていただきましたが、見事にボロボロでした
打楽器ひとつで、その方の可動域を観察したり、拡大したり、
残存機能を引き出すお手伝いをすべきなのに、
私が無意識でしていたことは、ただのおせっかい。
もう、なにがなんだかわかんない。という状態・・・
帰りの新幹線で、いつもは駅弁を食べたら爆睡するはずなのに、
一睡もできず・・・・・・凹んだ自分と対話してみました。
私の中では、自分はもっと出来るんじゃないか、、、とか
クライアントさんの反応に対しても、どこかで「期待」をしていたんだと思います。
自分の力量以上の「期待」にすっかり裏切られたから、凹んでしまったんですね。
まさに自分を正しく知れていない、とはこのことでございます・・・( ̄‥ ̄)
意思疎通が困難な、認知症や、障がいをもった方々と向き合いながら、
どのように信頼関係を築いていけばいいのか・・・
日々、いろんな感情が溢れてきます。
今の私にまず必要なのは、自己開示すること。
正確な自分を理解し、ありのままの、今ここの偽りのない自分を表現すること…。
偽った自分では、認知症の方は目も合わせてくれません。
かけた言葉なんかはすぐに忘れられてしまうので、
どこを観られるか?といえば、心(魂)なんでしょうね。。。
全く、ごまかしがきかないことを、痛感します。
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地元の滋賀では、高齢者のデイサービスと障がい者養護施設で実習をさせていただいておりますが、老若男女問わず人気の「365日の紙飛行機」をみなさんと一緒に歌いながら、ウルウルしてしまいました。
人生は紙飛行機
願い乗せて 飛んでいくよ
風の中を力の限り
ただ進むだけ
その距離を競うより
どう飛んだか どこを飛んだのか
それが一番 大切なんだ
さあ 心のままに 365日
音楽療法を通じて、みなさんと向き合い、自分と向き合い、
凹んだり、ウルウルしたり、本当にしあわせだなぁ・・・と感じる日々。
どこをどう飛びたいか・・・とても楽しみな人生になってきました